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紙・Excel・フォームの並行運用からシステム一本の管理へ。迅速なお客様対応を実現。
那須ハイランドパーク(栃木県)
導入サービス:遺失物管理システム
北関東最大級の遊園地である那須ハイランドパーク。多くのお客様が訪れる同施設では、遺失物管理も重要な業務の一つとなっています。従来は、紙・Excel・Googleフォームを併用しており、管理運用に手間と時間がかかっていましたが、弊社の遺失物管理システムを導入いただいたことで、お客様への対応スピード向上と社内業務の効率化を実現しています。今回は、導入の背景から具体的な効果まで、担当者様にお話を伺いました。
紙台帳とPCデータの二重管理。遺失物の照合作業に大きな手間がかかっていた。
-システム導入以前は、どのような課題があったのでしょうか。
当施設では以前から、業務効率化、特に紙媒体での運用からの脱却が課題として上がっていました。その中でも、遺失物の管理方法は改善が急がれる業務の一つでした。
従来の運用では、お客様からの問い合わせである「遺失届」は紙の台帳で、施設で発見された「拾得物」はGoogleフォームとExcelで、それぞれ別々に管理していました。そのため、お客様からお問い合わせがあった際には、担当者は「紙の遺失届」「PC上のデータ」「保管している拾得物そのもの」という複数の情報を突き合わせる必要があり、照合作業に非常に大きな手間と時間がかかっていました。
また、従来の管理はテキスト情報のみで、拾得物の写真がなく、管理番号も振っていませんでした。そのため、お問い合わせいただいた品物の特徴を口頭で伺い、保管場所にある現物と一つひとつ照らし合わせる作業が発生しており、お客様をお待たせしてしまうことも課題でした。
提案と解決
決め手は写真での情報共有。担当者以外でも一目でわかる使いやすさが魅力。
-当社のシステム導入に至った決め手は何だったのでしょうか。
導入の最大の決め手は、遺失物の写真をデータで管理し、視覚的に照合できる点でした。どうにか改善したいという思いがあった中で、北菱さんのシステムがピッタリだと思いました。また、トライアル期間中にAI機能のアップデートがあり、登録時の拾得物の自動分析機能が実装されたことで、導入への期待感も一層高まりました。
-遊園地以外の施設も運営されている中で、導入判断が非常にスピーディーだった印象がありますが、何かポイントはあったのでしょうか。
初期の打ち合わせから事業部責任者が参加し、担当者で細かな運用を確認したことで、迅速な意思決定ができました。また、丁寧にサポートもしていただけたので、安心して導入を進めることができました。現在では、自施設を含め計3施設で活用しており、現場の運用もよりスムーズになっています。
問い合わせ対応の手間が大幅削減。スマホ1台で完結する運用の手軽さも現場にフィット。
-システムを導入されてみての所感はいかがでしょうか。
1日に5件ほどお客様からのお問い合わせを受けますが、システム上で情報をすぐに検索できるようになったことで、対応スピードがあがりました。さらに、お問い合わせを記録する遺失届と、拾得物の情報が自動で照合される機能があるので、受け付けた問合せの確認作業も楽になりましたね。
また、1人1台パソコンを持っているわけではないので、携帯しか持っていない社員が、落とし物発見時にその場でスマートフォンで登録作業ができる点にも利便性を感じています。報告の漏れや遅れを防ぐことにも繋がりますから。
お客様自身で検索できる仕組みへ。さらなるサービス向上に期待。
-今後当サービスに対して期待することは何でしょうか。
お客様がご自身で落とし物の問合せをできるようになれば、施設にとってもお客様にとってもより良い運用になると思います。
-ありがとうございます。今後もより良いシステムを目指していきますので、その点は是非ご期待ください!
[那須ハイランドパーク様]
栃木県那須郡那須町高久乙3375
https://www.nasuhai.co.jp/
お話をうかがった方:パーク事業部 兒玉様